温暖化予想
【気候モデル】
複雑な地球の気候を再現するために、コンピューターの中に地球と同じ物理法則が埋め込まれた仮想的な地球のモデルを作って、計算するこのモデルのことを「気候モデル」といいます。
世界各地の研究機関が取り組んでいるため、いくつかの気候モデルが存在しています。長期の気温上昇量予測には差がありますが、30年程の近未来予測については、「気候モデル」の違いによる差は小さくなってきています。
【コンピューターシュミレーションによる温暖化予想】
1960年年代後半から、地球温暖化のメカニズムを突き止めるためにコンピューターによるシュミレーションが世界中で進められてきました。
2004~2005に、国立環境研究所、東京大学、海洋研究開発機構の共同研究プロジェクトとして、世界で最も精度の高い計算が日本のスーパーコンピューター「地球シュミレーター」を使い行なわれました。
【シュミレーション結果からみた気候への影響】
①北極の氷は減少。2070年、夏季には氷がなくなる。
②温暖化によって大気中の水蒸気が増え、豪雨が増加。
③南極大陸全体では降水量の増加によって、氷の融解量を上回り21世紀中には氷床が増える。
④海面水位が徐々に上昇
⑤グリーンランドの氷床やシベリアの永久凍土の一部が融解。
⑥南極周辺、北大西洋北部では、海流によって表層と深層の海水が混ざり合い表面海水の温度上昇が遅れる。
⑦日本においては、夏季の平均気温が1970~2000年平均より4.4℃上昇し、真夏日が約70日増加。大気中の水蒸気が増えるために降水量が増加し、豪雨の頻度が高まる。冬季は寒気の吹き出しが弱まり、降雪量は全体的に減少。
⑧21世紀末に二酸化炭素濃度が2倍になると、日本付近の黒潮の流れが現在より約30%速くなり海水温が最大で3度上昇。
(参考文献:気候変動+2℃ ダイヤモンド社)

