オゾン層の破壊
オゾン層破壊
オゾン層とは成層圏(高度10~50km)の高度20km付近の領域をいい、太陽の紫外線による光化学反応で生成されており紫外線を吸収しています。
しかし、このオゾン層が人間の発明したもの(CFC(クロロフルオロカーボン フロンと呼んでいる)、HCFC(代替フロ ン))で破壊され、オゾン層破壊物質と呼ばれています。このオゾン層破壊物質により、紫外線(有害紫外線・UV-B)が地表に届いてしまいます。
オゾン層は一部熱帯域を除き、全地球的に減少傾向にあり、高緯度ほどその傾向が顕著です。近年、南極上空では9月から11月頃にかけて成層圏のオゾン量が著しく少なくなる「オゾンホール」と呼ばれる現象が観測されるようになってきています。
オゾン層破壊の原因のほとんどは人が作り出したフロンにあることは先に述べました。これらの化学物質は大気中に放出されるとほとんど分解されずに成層圏に達します。そこで太陽からの強い紫外線により分解され、塩素原子や臭素原子を放出するします。この塩素原子や臭素原子が触媒となってオゾンは破壊されるのです。
オゾン層の破壊と紫外線
オゾン層が破壊されると、紫外線の地表への到達が問題になってきます。
紫外線は、オゾン層の破壊がなくても地表に降り注いでいますが、オゾン層が破壊されてきた現在は、紫外線の害が心配されます。特に、波長の短い紫外線(UV-B)が地表に達する量が増え、皮膚ガンの恐れが非常に高まっています。
アメリカの調査では、年間を通して日照量が多い地方で皮膚がん患者が多いとの報告があります。これを裏付けるように、こうした地方ではオゾン層が薄いことも分かっています。
多くの紫外線を浴びて一番被害を受けるのは、肌の白い人種だといわれます。
日本人の場合、メラニンが分布され、皮膚癌になる例は少ないとされています。

